
すでに御存知の方も多いと思いますが、
2016年度の第1回の試験から英検各級の
合格判定方法が変更になりました。
2016年からの合格判定方法
詳しくはこちらのページをご覧ください。
↓
一番の大きな変更点は今までは毎回合格最低点が変わっていましたが、
2016年度からは固定されました。
1級であればいつ受験しても2550点中2028点取れば合格になります。
(得点率79.5%)
スコアの特徴
注意しなければいけないのは、同じ得点を取っても
上記のスコアはテストの難易度、平均点によって変動すると
いうことです。
ですから今までのように素点で○○点以上が合格というのは
言えなくなります。
今までは極端に苦手な技能があっても、他の技能の
得点でカバーすることができましたが、
今回から各技能に均等に得点が配分されるため、
苦手な技能を他の技能でカバーすることが
難しくなりました。
今後の英検に合格するためには、4技能のバランスが
さらに重要になります。
今回の変更の英検1級への影響
従来の配点は
概要 | 得点 | 比率 |
単語 | 25点 | 22% |
読解 | 26点 | 23% |
エッセー | 28点 | 25% |
リスニング | 34点 | 33% |
合計 | 113点 | 100% |
これを技能ごとに分けると
Reading 51点(45%)
Writing 28点(25%)
Listening 34点(33%)
となりリーディングの比重が高かったことが分かります。
変更後は
Reading 850点(33%)
Writing 850点(33%)
Listening 850点(33%)
と均等になり、リーディングの比重が下がり、ライティングの
比重が上がりました。
つまり今年の試験からは、ライティングが以前より
重視されているので、対策をしっかり行う必要があることが
分かります。
今回の変更について思うこと
私は今回の新しい合否判定の方法はとても良いと思っています。
以前から英検は4技能の能力が測れるということで
人気がありましたが、リーディングが重視されていました。
今回の合否判定方法が変更されたことにより、
4技能が同じ比重になり、よりバランスの良い英語力が
求められます。
今年の第1回から試験問題を見てみましたが、
読解問題でクセのある問題が減り、
きちんと読めば正解が選べる問題が中心に出題されています。
語彙問題も以前と比べると、特殊な語彙の出題が減り、
以前よりは対策しやすいと思います。
ライティングは、従来あったポイントがなくなり、ワード数も
200~240ワードに増えたため、難易度は上がりましたが、
きちんとした対策をすれば短期間でライティング力を上げる
ことは十分可能です。
英検1級は難易度が高く、合格するのは大変ですが、
きちんとした対策をすれば必ず合格できます。
頑張りましょう!!
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