英語学習に文法は必要か?

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英語を学ぶ上で文法は必要かということは

今も昔も変わることなく、議論されています。

 

 

今日は私の個人的な見解と伊藤先生、國広先生の見解を

紹介します。

 

 

私の見解

 

 

私は英語を身につける上で英文法は必要だと考えています。

 

 

英語は語順言語とよく言われます。

英文は英単語が集まってできていますが、

その意味を決めるのは英語の語順です。

 

 

その語順を決めるのが文法です。

文法を学ぶことで初めて英語の意味を

正しく理解することができます。

 

 

文法というと、アレルギー反応を示す人が多いですが、

日本の大学入試で問われるような細かい文法の知識は不要です。

 

 

中学校で習う文法が理解できていれば大体の場合十分です。

(プラス仮定法が理解できていれば完璧です)

 

 

 

 

伊藤先生の見解

 

 

 

私の師の伊藤和夫先生は著書の中で文法について

以下のように述べられています。

 

 

 

伊藤和夫の英語学習法―大学入試 (駿台レクチャーシリーズ)  

 

 

 

 

 

(アメリカ人が戦後の日本の英語教育で文法を

教えようとしなかったことについて)

 

アメリカ人にとって英語は何よりまず生活の手段なのに、

日本人にはそれは何よりまず学習の対象だということが

分からなかった。

 

 

(アメリカ人は文法を知らないけれど、

英語が話せるという意見に対して)

 

母国語の取得を可能にしているのは、無限に近い反復練習に

耐える記憶力だ。無限に近い反復練習に耐えられる力とは、

言い換えれば幼いということだから、君らにはもうそれらは

失われている。記憶力についても、すでに諸君はそのピークは

過ぎている。とすれば、その失われた力の代わりに育ってきているもの、

伸びてきているのは何だろう。それは理解力なんだ。

したがって、君たちの語学では理解すること、つまり現象の中から規則性を

つかみ出し、次に規則を通じて現象をとらえるという操作が

どうしても必要なんだ。

 

 

僕が言いたいのは、「現実」について考えることができるのは、

現実とは次元を異にした「言葉」を使うことによって

現実との間に、ある距離を設定できるからだということだ。

では「言葉」について考えることができるには、「言葉」と次元を

異にするもの、つまり「言葉の言葉」がなくてはならない。

 

アメリカ人にとって「言葉」は習うものでなく、使うものだから

「言葉の言葉」はなくても良いが、母国語としてでなく、

外国語として習うときには、「言葉の言葉」は避けて通れないと言える。

 

「言葉の言葉」が消滅すると同時に、何をどういう手順で教えればどれだけの

効果があるかを教師も考えられなくなっているのではないだろうか?

その結果出てくるのは「根性重視」という悪しき精神主義と、たくさん

やっていればそのうちはできるようになるという無責任な姿勢だ。

 

英語を教える時には理解を重んじなければいけない、

教える方法として「言葉の言葉」である文法を使わなければ

能率は上がらない。

 

 

伊藤先生の主張をまとめると、

ある程度の年齢に達した日本人が英語を学ぶためには

「言葉の言葉」である文法が必要だということです。

 

 

ただ一方で文法の限界についても述べられています。

 

 

文法が初めにあって、それに従って英語ができたんじゃない。

文法というのは、そういう考え方をしてゆくと、英語の中の大部分の

現象が説明できるし、英語の使い方について特に我々外国人が

迷ったときに頼りにできる、という意味での便利な方法、「便法」なんだ。

だから文法で説明できないところも当然出てくる。5文型というのは

英語の文章の大部分を説明するのには良い方法だけれど、

 

だからといって5文型で英語の文章の全てが説明できるとは誰も

言っていない。

 

文法で説明できないときには、文法を離れて英語そのものが

分かることを目指せばいいんだ。説明のための「便法」

を絶対視しようとするから、分類のための分類としか評しようのない

不毛な議論に落ち込むことになる。

 

 

つまり文法を英語を理解するための手段として重要だけど、

絶対視してはいけない。文法で上手く説明できないときは

英語を理解することを大切にしなければいけないと

言われています。

 

 

 

 

國広先生の見解

 

 

國弘流英語の話しかた  

 

 

 

 

國広先生もこの本の中で英語を話すために文法が必要かと

いうことについて詳しく述べられていますが、その一節だけを

紹介します。

 

 

文法をマスターする4つの段階

 

(1)文法書の説明を読んで、例文の意味が一通りわかる。

(2)例文そのものを只管朗読して、身体に覚え込ませる。

(3)文法的な観察眼を働かせつつ多量の英語を読み、かつ聞く。

(4)いろいろな文法項目を実際の場で使ってみて、

自分の文法感覚を錬磨、調整していく。

 

 

私の観察かぎりでは(1)段階目の途中で挫折する人が大半のようです。

いや、その段階だけに埋没しているのです。二階や三階があるのを

知らないのでしょう。(2)(3)までやって、文法が役に立たなかったという

人はおりません。

 

 

日本人は文法、文法と言うから英語が出来ないのだと、久しく

言われ続け、現在も盛んに言われているようですが、事実は

全く逆で「まだまだ文法の勉強ができない」というのが真相のようです。

 

文法の理屈や文法用語の暗記が足りないのではありません。

訓練が足りないのです。

 

普通の本を読む感覚で文法書に取り組み、紙の上でのドリルを

ちょこちょこっとやったぐらいでは、文法を勉強したことになりません。

その程度の勉強で、英語を使えるようにならなかったと文句を言うと

したら、それは心得違いというものです。

 

 

國広先生も、英語を話せるようになるためには、

文法が必要だと考えられています。

 

 

文法を学ぶと言うのは、知識として分かっているだけでは不十分で、

訓練によって体に浸み込むまでならないといけないということです。

 

 

 

 

まとめ

 

 

結論として英語を学ぶためには文法は必要です。

 

 

よく文法が気になって英語が話せないと言う人がいますが、

文法に振り回されている内はまだ習熟不足です。

 

 

文法は振り回されるものではなく、使いこなすものです。

 

 

文法を意識しなくても、きちんとした英語が話せるようになるまで

訓練する必要があります。

 

 

その訓練方法の1つが國広先生がおっしゃっている只管朗読です。

 

 

同じ英文を繰り返し音読することで、英文の形、型が身に付き

自在に使いこなせるようになります。

 

 

音読については又別途書きたいと思います。

 

 

長文をお読みいただき感謝致します。

 

 

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