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今日はビジュアル英文解釈について私の感想を書いてみます。
ビジュアル英文解釈のレベル
ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)
283ページ 全34課
対象レベル 中学3年~センター試験のやさしめ
ビジュアル英文解釈 (Part2) (駿台レクチャーシリーズ)
全299ページ 全26課
対象レベル 中堅私大~難関大
ビジュアル英文解釈の構成
その課で学ぶ内容を示す焦点
↓
本文
↓
説明
↓
ホームルーム(伊藤先生と生徒との対談)
この本は、始めにこの課で学ぶ内容を示してから
本文に入るので、何を意識して学べば良いかがはっきり分かります。
本文の説明(研究)では、全文について解説がありますが、
簡単な文の説明は簡単にすませ、構造が難解な文章については
かなり詳しく説明されています。
本文の説明が、かなり理屈っぽいので慣れるまでが大変ですが、
慣れてしまうと、非常に分かりやすく感じます。
何度も説明を読んで完全に理解することが重要です。
あと本書についている大意は、かなり意訳になっていますので、
もし全訳を書く場合は、文章の構造がきちんととれているかどうかを
チェックするようにしてください。
(大意のように訳す必要はありません。)
ホームルームでは、その課の本文について伊藤先生と生徒たちの
やりとりが会話調で書かれています。
このやりとりが無駄だという人もいますが、
このホームルームでのやりとりは、
実際に生徒が伊藤先生に質問した内容だと思われます。
英語学習者が間違いやすい点について書かれていますので、
是非しっかりと読んでください。
ビジュアル英文解釈の良い点
英文を読むときにどのように頭を働かせれば
良いかが分かります。
学校の一般的な英語の授業は、英文を読んでただ和訳して終わりですが、
この本ではどのように英文を読めば正しく解釈できるかについて
詳しく解説されています。
伊藤先生の口癖は、
「英語が訳せるから英語が分かっているのではない、
英語が分かれば、必要に応じて訳そうと思えば訳せるのだ。」
でした。
和訳できる⇒英語が分かるではなく、
英語が分かる⇒和訳できることが重要だと
伊藤先生は口を酸っぱくして言われていました。
この本を2冊やり切れば、殆どの英文の意味をきちんと理解
できるようになります。
ビジュアル英文解釈の悪い点
欠点は説明が理屈っぽく、くどいことです。
英語がかなりできる人には、説明がまどろっこしくしつこく
感じられるかもしれません。
(この欠点は分かりやすいという長所の裏返しです。)
あと以前の記事でも書きましたが、パート1とパート2の
レベル差が結構あるので、パート1からパート2に接続するのは、
少し厳しいかもしれません。
パート1を終えてパート2に進んでみて、ちょっと難しいと感じた方は
間にこの本を挟むとスムーズにいくと思います。
この本の著者の竹岡先生も駿台予備校講師ですので、
教え方も似ていますので、ビジュアル英文解釈教室との相性も
良いです。
ビジュアル英文解釈の使い方
パート1については焦点を読んでから、本文を読み全訳を
した方が良いです。
そして本文を読みながら、全訳を添削します。
一番重要なのは、自分がどこをどう読み間違ったかを
きちんと理解することです。
前にも書きましたが、大意に書かれているほどこなれた訳は
必要ありませんので、文の構造がきちんと取れていれば
大丈夫です。
パート2に関しては余裕があれば全訳した方が良いですが、
時間がない場合は、構文が難しいところだけを訳せば良いです。
ただ読み間違えたところは、なぜ読み間違えたかをきちんと
理解してから次に進むことが重要です。
まとめ
伊藤和夫先生と言えば「英文解釈教室」が有名ですが、
晩年伊藤先生は、自ら書いた英文解釈教室を否定して、
このビジュアル英文解釈を書かれました。
私も伊藤先生の書籍をたくさん使いましたが、
やはりこのビジュアル英文解釈は伊藤先生の数十年の
予備校講師としての集大成ではないかと
思っています。
英文を読むときの頭の働かせ方をここまで体系的に
書いた書籍は他にありません。
英文の読み方がよく分からないという人は
是非この本で英文の読み方をマスターして下さい。
もしもっと難しい英文を読んでみようと思われたのであれば
その時は英文解釈教室を読んでみてください。
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