話すための英語力 感想

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2017-04-25_120730

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こちらの本を読了しましたので、感想を簡単に書きます。

 
話すための英語力 (講談社現代新書)

 


 

この本の概要

 

鳥飼さんは「コミュニケーション能力」は次の四要素から

成り立っていると言われます。

 

 

 

  1. 語彙、発音等の言語知識を含む「文法能力」
  2. 一貫性と結束性をもって書いたり、話したりする「談話能力」
  3. 社会で言語をどう使うか、話し方の規則を知っている「社会言語能力」
  4. コミュニケーションを円滑に進めるための「方略能力」

 

 

前著の

本物の英語力 (講談社現代新書)

 

 

では1,2について書かれており、

「話すための英語力」では3番目の「社会言語能力」と

4番目の「方略能力」に焦点があてられています。

 

 

 

感想

 

鳥飼さんの本は今までに何冊も読んできましたが、

この本も論旨が明快で分かりやすかったです。

 

 

 

鳥飼さんは同時通訳者も務められ、とても高い英語力を

お持ちですが、鳥飼さんが英語学習者に勧められる英語学習法

は無理がなく、実践しやすいことばかりです。

 

 

 

以下に本文の記述で印象に残った部分と私の感想を書いておきます。

 

 

フォーマルかインフォーマルか

 

必死でしゃべっている時は、フォーマルだのインフォーマルだの、

それどころじゃない、というのが本音でしょうから、安全なのは

丁寧な表現を中心の覚えておくことです。

 

 

 

日本人はスラングのようなくだけた表現を使いたがりますが、

使う場面や言い方が適切でないと、人に不快感を与えてしまいます。

 

 

フォーマルな言い方であれば、「堅いな」という印象を持たれることが

あったとしても、相手に不快感を与えることがないので安心です。

 

 

あとコミュニケーションで、何をフォーマルでインフォーマルに

感じるかは人、職業、階層、国籍によって大きく異なります。

 

 

どのような言葉遣いが適切かよく分からない場合は、

フォーマルな言い方をしておいた方が無難です。

 

 

自動翻訳について

 

提携表現が多くマニュアル化できるようなもの、例えば駅のアナウンスなどなら、

翻訳メモリーを使って訳した言語を音声変換すれば、「自動翻訳」が

可能でしょうが、微妙なニュアンスを含み、言葉を使って駆け引きするような

外交や商談などは無理です。「場」や「相手」などのコンテクスト、

言葉の裏に潜む文化的差異や隠れた意図までは、機械では読み取れませんから

対応が難しくなります。

 

 

 

 

自動翻訳機の性能の向上は目覚ましく、精度はどんどん上がっています。

とはいえ、自動翻訳機が全ての場面できちんと翻訳できるかというと

それは難しいと私も思います。

 

 

 

日本語はハイコンテキスト(文脈依存する)な言語ですので、

ローコンテキストな英語とのやり取りは機械ではまかないきれません。

 

 

ただ鳥飼さんもおっしゃっているように、マニュアル化できる内容であれば

「自動翻訳」で用が足りますので、通訳者、翻訳者は「自動翻訳」でできない

通訳、翻訳ができないとこれからはやっていけないと思います。

 

 

 

 

ディベートについて

 

ディベート教育の意義は本来なら批判的思考力を養うことに

あるのですから、相手の主張に耳を傾けた上で批判するという、

もっとコミュニケ―ションに焦点を当てた議論であって欲しいと

思います。

 

 

 

私も大学のESSでディベートを少しやったことがありますが、

勝敗にこだわるあまり、相手の言うことに全く耳を貸さず

自分の主張を一方的に言ったりする傾向があります。

 

 

 

ディベートは論理的な思考や話し方を身につけるのに有効ですが、

鳥飼さんがおっしゃるようにコミュニケーション能力が向上するように

してほしいと私も思います。

 

 

 

母語の大切さについて

 

言語能力とは、「豊かな語彙を持ち、事実をしっかり見て、

そのときどきにぴたっとあう表現ができる」ことです。

 

 

豊かな語彙を持ち、的確な日本語を使える母語能力は、

英語で自らの考えを表現する際に強固な土台となり

強力な支えになるはずです。

 

 

 

現在は英語教育が低年齢から行われることが多くなっています。

 

 

鳥飼さんは高い英語力を身につけるためには母語の言語能力の

重要性を繰り返し説かれています。

 

 

私も英語教育も重要だけど、母国語教育もしっかりやるべきだと

考えています。

 

 

外国語の運用能力が母語の運用能力以上になることはありません。

 

 

 

リスニングで困ったときの方略

 

  1. 完璧主義を捨てる
  2. 背景知識と想像力を駆使して先を読む
  3. 「あなたは何を言ったのですか」と相手に聞く

 

 

私も含めて、日本人が苦手なのは3ですが、言っていることが

分からない時は相手に聞いた方が良いです。

 

 

分かったふりをして、会話が進んで最後で言っていることが

分からないというのは、相手にとって失礼になります。

 

 

 

 

先立つものは語彙

 

そもそも、話したり書いたりするのに必要な発信のために

使える「能動的な語彙」は、聞いたり読んだりして理解できる

「受容語彙」より少ないのです。ということは、知っている語彙を

増やし、使える語彙に転換しなければいけません。

 

 

 

話すための語彙は少なくてもなんとかなりますが、

多いに越したことはありません。

 

 

鳥飼さんは能動的な語彙を増やすために、

英語をたくさん読むことを勧めておられます。

 

 

 

語彙や定型表現を覚えるために

 

暗記のための暗記であっては効果が上がらず、無理やり詰め込んでも

頭に残りません。そうではなく、コンテクスト分かるような文章を

口に出して何度も繰り返して言っているうちに、結果として頭に

入ってしまう。そのくらい何度も繰り返すわけです。

 

 

 

語彙や定型表現は、確かにコンテキスト(文脈)を通じて

覚えた方が記憶に残りやすいです。

 

 

自分が興味を持てるコンテキストの教材で学習すると

学習効果が上がります。

 

 

 

鳥飼さんもおっしゃっているように、何度も繰り返すことが

大切です。

 

 

 

 

グローバル化と言語

 

グローバル化が行き着いた先は、各国・各地域の文化至上という現象で、

グローバリゼーションの逆流に世界が覆われつつある現在、多言語・多文化が

拮抗する傾向は一層強くなっていると考えられます。

 

 

 

グローバル化が進めば、世界は1つになるのではと思っている

方は多いですが、逆に多くの国でナショナリズムが強くなっています。

 

 

 

トランプ大統領が誕生したアメリカ、移民排斥運動が激化するヨーロッパの

国々を見れば、多くの国をナショナリズムが席巻しているのは分かります。

 

 

 

おそらく今後アメリカの国力は落ち、それに伴い国際社会での英語のプレゼンスも

落ちていくと思われます。

 

 

まさに鳥飼さんがおっしゃるように多言語化が今後の流れです。

こうした状況を考えると、果たして英語だけを学ぶことが

本当に良いことかを考える必要があります。

 

 

 

国際共通語としての英語

 

共通語としての英語は、非母語話者と母語話者の対話だけではなく、

むしろ確率的には非母語話者が同士が、共通語として英語を使い、

意思疎通を図るものです。相手が母語話者とは限らないということは

ネイティブスピーカーのような英語を話す必要はなく、お互いに

外国語である英語を使って仕事をしたり親交を深めたりすることに

なります。

 

 

 

国際共通語としての英語は、もはや母語話者の話す英語に縛られず、

大事なのは、相手に通じるような英語、つまり「分かりやすさ」が

決めてとなります。

 

 

 

このくだりはこの本で一番重要なことではないでしょうか?

 

 

日本人は相変わらずネイティブ信仰が強く、ネイティブの様な英語を

使うことに憧れますが、これから必要なのはネイティブの様な英語ではなく、

非母語話者にも理解してもらえるような分かりやすい英語だと私も思います。

 

 

 

今後の教育について

 

人工知能(AI)や拡張現実(AR)の発達によって、社会は根底から

変革しそうです。知識やスキルは最低限の基礎があれば十分で、

情報を正しく選択できるような批判的思考(critical thinking)能力

を備えた人間が必要な時代が間近に迫っているとすれば、そのような世界に

生きる若者を、どう育てていくか。その点こそが、今の大人が考えなければ

ならない課題で、教育の役割を見直す必要が来ているのかもしれません。

 

 

最近の英語教育では実用面の面からのみ語られることが多いように

感じます。

 

 

思考の元になるのは言語です。

 

 

英語を学ぶことによって、言語の感覚が研ぎ澄まされ、

それが結果として知能の開発につながります。

 

 

今後の英語教育は、実用面だけを重視するのではなく、

知能開発という側面にもスポットをあてて実施していただきたいと

私は思っています。

 

 

 

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